かつら勧誘方法の手口

業者の巧みなかつら勧誘方法の手口が、あるサイトで紹介されていた。カメラを少し強めに（気付かれないように）地肌に押し付けて余計に皮脂を出し、その皮脂が出たところの画像を見せ、「皮脂やフケが非常に多いですねぇ。この状態はやばいですよ」などと言い、「いま無料で頭皮の洗浄、マッサージ、ヘアケアなどを体験できますので体験後の頭皮の状態を比べてみましょう！」と不安をあおるような事を言い、言葉巧みに育毛体験コースに誘う。
かつらは、客様が納得してつくったとしても、ちょっとしたことが気に入らなくて使えなくなることがあるので、安全を期すためにも、同時に複数台をつくらずに、確実に1台ずつつくったほうが良いだろう。そして、必ず商品を見せてもらい、自分で納得するまで説明を受けるべきだ、とのこと。通気性の問題でも、客の仕事により汗をかいたり、ヘルメットなどかぶるような仕事ではつぶれないような植え方を指導してくれるところがよい。常に自分がつけることを前提とし、客の立場にたって考えるメーカーを選ぶべきだ。
パスポートの写真は、「本人か」どうか認識できるということが一番大切なことで、本来の目的だ。ものすごく奇抜なかつら（明らかに特殊な）をかぶって、パスポートの申請をしたら、咎められるだろうが、普段使っているものなら、逆にかつらをはずす方が不自然なことになる。めがねや女性の化粧と同じように考えればいいのではないだろうか？
客にとっては、“お試し”といった感覚でよいのでは、と、ある男性用かつらメーカーの人は言う。結局、客に余りお金がかかりすぎるのはだめだ、ということだ。優れた商品が開発されるのはとてもよいことだろうが、客にあまり負担をかけすぎるのは考えものなので、従来の製品にした方がよいのかもしれない。